SMBCグループと株式会社インフキュリオンによる資本業務提携締結について

ニュースの概要

2024年9月27日、SMBCグループ（三井住友カード株式会社および株式会社三井住友銀行）と株式会社インフキュリオンの間で資本業務提携が締結されました。この提携の背景には、キャッシュレス決済の普及やデジタル化の推進、さらにはインボイス制度や改正電子帳簿保存法に伴う法改正があります。この提携により、インフキュリオンはSMBCグループが進めるキャッシュレス決済戦略に参画し、最新の決済ソリューションを構築・提供し、事業者のデジタルトランスフォーメーションを支援する目的があります。

SMBCグループはインフキュリオンの新株式を取得し、持分法適用会社となりますが、インフキュリオンは独立性を維持しながら既存事業の成長を目指すとされています。提携を通じて新たな法人カードやデジタルウォレットプラットフォームが開発され、非常に多様なサービスが提供される見込みです。

参考にすべきポイント

この提携において特に注目すべきは、以下のポイントがあります。

1. キャッシュレス決済市場の拡大: キャッシュレス決済は年々普及しており、それに伴う事業者のニーズが多様化しています。特に、モバイルを中心とした支払い方法への移行が顕著です。

2. デジタル化の推進: 法人間取引におけるデジタル化が進む中、経理業務も効率化されることが期待されます。特に、キャッシュフローの可視化や取引データの活用は、経営判断をより精緻にすることにも繋がります。

3. 新たなプロダクトの開発: インフキュリオンとSMBCグループが共同で開発する法人カードやデジタルウォレットは、機能性と利便性を強化した新たなサービスを提供することが期待されます。これにより、事業者は経費精算や資金管理が容易になると考えられます。

4. 事業者向けのワンストップサービス: 請求書のやりとりから支払、回収までをワンストップで管理できるプラットフォームが構築されることで、業務の効率性が大幅に向上することが見込まれています。

5. インフキュリオンの競争力: インフキュリオンの強みは、優れた企業文化とエンジニアリング能力にあります。このため、新たに獲得した資金を利用し、製品開発や人員体制を強化することで、より高品質なサービスが提供される可能性があります。

活用する方法

法人経営者や経理・会計・総務・財務担当者がこの提携をどのように活用できるか、具体的な方法を考察します。

1. 経費精算の効率化: 新たな法人カードを利用することで、経費の管理が簡素化されます。リアルタイムでの取引データの把握や、自動化された経費精算システムの導入により、効率的な経理業務が実現できます。

2. キャッシュフローの管理: デジタルウォレットや請求書支払いプラットフォームを通じて、キャッシュフローの可視化が進むことで、資金繰りや経営判断の正確性が向上します。また、取引データを分析することで、適切な財務戦略の立案につながります。

3. マーケティング戦略の立案: 決済データの蓄積を通じて、顧客の購買動向を把握することができ、より精度の高いマーケティング施策を打つことが可能です。これにより、顧客ニーズに応じたサービスの提供が実現できます。

4. 業務のデジタル化: インフキュリオンが提供するテクノロジーを活用し、経理業務や社内の業務プロセス全体をデジタル化することが推奨されます。特に、経理部門の負担軽減や、管理職層の作業負担の軽減が期待されます。

5. 新たな金融戦略の構築: 提携を通じた新しいサービスを活用することで、法人の金融戦略を見直し、新たな資金調達手段や投資機会を探索することが可能になります。複数の金融サービスを一体で利用できることは、経営の効率を高めるための大きな利点です。

結論として、SMBCグループとインフキュリオンの資本業務提携は、法人経営者や経理・会計・総務・財務担当者にとって、多くのビジネスチャンスと効率化の機会をもたらすものと言えます。今後、この提携を利用して業務のデジタルトランスフォーメーションを進めることが、競争力を高める鍵となるでしょう。

SMBCグループと株式会社インフキュリオンによる資本業務提携締結について～三井住友カードの決済ソリューション×インフキュリオンの最先端の決済プラットフォームで法人DXの支援を加速～株式会社インフキュリオン2024年9月27日 10時00分0 三井住友カード株式会社（代表取締役社長：大西 幸彦、以下「三井住友カード」）と株式会社三井住友銀行（頭取CEO：福留 朗裕、以下「三井住友銀行」、三井住友銀行と三井住友カードを総称して、以下「SMBCグループ」）及び、株式会社インフキュリオン（代表取締役社長 CEO：丸山 弘毅、以下「インフキュリオン」、SMBCグループとインフキュリオンを総称（含むグループ会社）して「両社グループ」）は、事業者向け決済・金融事業領域における協業に向け、資本業務提携契約（以下、本提携）を締結いたしました。
本提携により、インフキュリオンは、三井住友カードが中心となって推進する「SMBCグループのキャッシュレス決済戦略」の一翼を担い、決済を中心とした最先端のソリューションで、事業者のビジネスを変革する国内No.1のソリューション・プラットフォームを構築・提供し、決済市場の進化・拡大に貢献することを目指してまいります。なお、三井住友銀行は、両社グループの協業領域の拡大に向けて本提携に参画いたします。

SMBCグループは、インフキュリオンが行う第三者割当増資による新株式発行の割当先となり、インフキュリオンの経営陣を除く既存株主の一部から株式を譲受します。これにより、インフキュリオンは株式会社三井住友フィナンシャルグループの持分法適用会社となりますが、インフキュリオン経営陣を中心とした資本構成・経営体制による独立性を維持し、既存事業の継続的成長を追求してまいります。インフキュリオンは、既存事業の継続的成長の追求と本提携の両立で事業成長を加速し、早期の株式上