JCBとIWI、不正取引情報WEB連携サービス「MATTE」をリニューアル

ニュースの概要

JCBとIWIが共同で提供する不正取引情報WEB連携サービス「MATTE」がリニューアルされ、特に国際カードブランドとの連携範囲が拡大しました。このサービスは、クレジットカードの不正利用対策に特化しており、業界全体での情報連携を強化するために設計されています。具体的には、JCBブランドに限らず、他の国際カードブランドの取引情報もリアルタイムで連携できるようになり、カード発行会社や加盟店で検知した不正取引について迅速に情報を共有できるシステムが構築されました。また、このリニューアルにより、不正利用が発生した際の対応時間が短縮され、より効率的な不正防止策が実現します。これは、クレジットカードの不正利用被害が年々増加している中で、業界全体での連携によるセキュリティ強化が重要視されていることを反映しています。

新商品・新サービスの特徴・売り・競合商品との違い

「MATTE」のリニューアルには、いくつかの顕著な特徴と利点があります。まず、カード発行会社や加盟店が検知した不正・不審取引情報を、JCBブランド以外の国際カードブランドにわたる全ての取引に対してもリアルタイムで情報連携が可能となったことが挙げられます。これにより、例えば、特定の国際ブランドの取引が不正利用の可能性がある場合、直ちに情報が共有され、その対策が講じられる仕組みが構築されています。

さらに、業務の効率化も大きな特徴です。以前は、不正取引が発生した際には加盟店管理会社を介して情報を伝達する必要がありましたが、「MATTE」の新機能により、情報登録を行うだけで直接カード発行会社と加盟店が連携できるようになります。これにより、不正取引の対策が迅速に行えるだけでなく、業務の流れが大幅に改善されることが期待されます。

競合商品との違いとしては、業界初のリアルタイム情報連携システムを持つ点が挙げられます。多くの競合が特定のブランドやエリアに限定される中、JCBとIWIは業界全体を見据えたオープンなプラットフォームを構築し、すべての国際カードブランドにわたる取引情報の連携を目指しています。この包括的なアプローチにより、より広範な不正利用対策が可能となっています。

新商品・新サービスがおすすめの方

「MATTE」は、主に以下のような方々におすすめです。まず、クレジットカードを取り扱う事業者は、特にリスク管理や不正利用対策が重要な業界であるため、このサービスを導入することによって大幅にリスクを低減できるでしょう。また、加盟店側でも不正取引への対応が迅速に行えるため、より安心して取引を続けることができます。

さらに、クレジットカードの発行会社や決済代行業者にも大変有益です。特に、複数の国際カードブランドを扱っている事業者にとっては、複雑な手続きを簡素化し、スムーズに業務を進めることが可能となります。また、配送停止の迅速な対応が求められるため、既存の業務フローを見直してセキュリティを強化したいと考えている企業にも適しています。

新商品・新サービスの活用方法

「MATTE」を活用するための具体的な方法としては、まず加盟店やカード発行会社が積極的にシステムの導入を行うことが重要です。これにより、不正取引が生じた際に即座に情報を共有し、スムーズな対応が可能となります。加盟店側では、取引ごとに不正の兆候を検知した際には、MATTEに登録するだけで情報連携が始まるため、手間を大幅に削減できます。

また、データ一括登録機能や承認ワークフローの機能を活用することで、日常的な業務管理や不正リスクの評価を効率的に進めることができます。特に、複数のブランドを扱う事業者にとっては、情報を一元管理することで不正利用対策を強化するだけでなく、業務効率化にも寄与します。

さらに、今後の展望として、JCBとIWIは「MATTE」を基盤にした新たな機能の開発を進めており、加盟店・カード発行会社とのさらなる連携強化が図られています。したがって、定期的にサービスのアップデート情報を確認し、新機能を積極的に活用していくことが、今後の不正利用対策においても鍵となるでしょう。これにより、より効果的に不正防止策を実施し、業務全体のセキュリティを高めることが期待されます。

JCBとIWI、不正取引情報WEB連携サービス「MATTE」をリニューアル～他の国際カードブランド取引も対象にサービス範囲を拡大～インテリジェント ウェイブ（IWI）2024年11月19日 10時00分0
株式会社ジェーシービー（本社：東京都港区、代表取締役兼執行役員社長：二重 孝好、以下：JCB）と、株式会社インテリジェント ウェイブ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：川上 晃司、以下：IWI）は、JCB、IWI双方の強みを生かした、業界全体の不正利用対策を推進する取り組み「セキュリティーコンソーシアム（以下：本コンソーシアム）」の一環として、JCBが展開する国内初の不正取引情報WEB連携サービス「MATTE（マッテ）」をリニューアルしました。JCBブランド以外の国際カードブランドの取引情報についても、「MATTE」を通じて情報連携が可能となったことで、ブランドの垣根を超えてリアルタイムで繋いだ業界初の共通システムが完成しました。これにより、不正利用が生じた際の情報連携がスムーズになり、スピーディーな不正防止の取り組みが確立しました。JCBブランドのカード発行会社に加えて、JCBブランド以外の国際カードブランドを扱うカード会社にも広く開放し、三井住友カード株式会社を始めとする主要カード会社にも参画いただきます。
「MATTE」のリニューアルポイント

JCBブランド以外の国際カードブランド取引においても、カード発行会社や加盟店で検知した不正・不審取引をリアルタイムに情報連携し、スピーディーな配送停止依頼が可能となりました。また、JCBブランド以外の不正・不審取引においても、取引ごとに加盟店管理会社へ連絡し取次依頼をすることなく、MATTEに登録するだけで情報連携が可能となり、業務も効率化されます。

従来のMATTE機能に加え、データ一括登録機能や承認ワークフロ