【2025年3月度】投資家の運用実態に関するアンケート

資金調達データ

  • 配信日2025年4月5日 13時10分

ニュースの概要

アドバイザーナビ株式会社は、2025年3月に実施した「投資家の運用実態に関するアンケート」の結果を公開しました。この調査は、インターネットを通じて492人の投資家に対して行われ、数々の重要なデータが収集されています。調査期間は2025年3月12日から3月14日までで、投資経験、投資目的、証券口座の利用状況、選定基準、金融商品への投資状況など、幅広いテーマにわたる質問が含まれています。

調査結果からは、投資家の多くが老後資金のために投資を行っている一方、取引口座や金融商品に関する選定基準も明らかになりました。特に注目されるのは、ネット証券の人気の高さや、投資信託の種類、積立投資の利用状況などです。このデータは、法人経営者や経理・会計・総務・財務担当者が自社の資産運用戦略を見直す際の貴重な参考材料となり得ます。

参考にすべきポイント

このアンケート結果から得られる重要なポイントは以下の通りです。

  1. 投資経験の分布:投資経験が1年から3年の投資家が約24%を占め、3年から5年、10年以上の経験を持つ投資家もそれぞれ20%台という結果が示されています。これは、今後も新たな投資家が市場に参入していることを示唆しており、企業としては新規顧客の獲得に向けた施策を考える上で意義深いデータです。

  2. 投資目的の明確化:64.8%の投資家が「老後資金を貯めるため」と回答し、同様に「手元のお金を増やすため」という目的も64.6%を占めています。この傾向は、企業としての金融商品やサービスの提案において、老後資金の準備に特化したプランを検討する根拠となります。

  3. 取引口座の選定基準:投資家が証券口座を選ぶ際に最も重視するのは「取引手数料」で、63.2%と非常に高い割合を占めています。このため、企業が顧客向けに提供する投資プランにおいて、手数料の透明性やコストパフォーマンスの重要性を強調することが競争優位性を高める要素となるでしょう。

  4. 金融商品の種類と投資先:日本株が68.1%の支持を受けている一方で、投資信託および米国株もそれぞれ52.4%と32.3%と一定の人気があります。特に、外国株式型の投資信託が79.1%の支持を得ていることから、グローバルな視点を持った資産運用を提案することの重要性が伺えます。

  5. NISA口座の利用状況:新NISAの「つみたて投資枠」や「成長投資枠」の利用がそれぞれ43.5%および39.6%と、幅広く普及していることは、税制優遇を活用した効率的な資産運用戦略の一環として、法人経営者も活用を検討すべきポイントです。

活用する方法

このアンケート結果を法人経営者や経理・会計・総務・財務担当者がどのように活用できるか具体的に考えてみましょう。

  1. 資産運用戦略の再検討:調査結果をもとに、企業の資産運用ポリシーを見直す良い機会と捉え、特に老後資金準備に特化した資産運用プランや商品を用意することで、従業員の福利厚生に貢献することが考えられます。

  2. マーケティング戦略の強化:顧客が何を求めているかを理解するために、このデータを参考にすることで、特に手数料や商品ラインナップの改善点を見つけ出し、競争力を持った訴求文を策定することが可能です。

  3. 教育・情報提供の強化:ネット証券の利用率が高まっていることから、企業として投資教育プログラムを提供し、金融リテラシー向上を促す掲示物や研修セミナーを企画することが求められます。

  4. 商品開発への活用:投資家がどの金融商品に関心を持っているかを踏まえ、新規商品の開発や既存商品の改善に向けたフィードバックを得るための市場調査を行うことが効果的です。

  5. NISAの活用促進:NISA口座を使用している投資家の割合が高いため、企業としてもNISAを活用した金融商品を強化し、顧客に対して具体的な提案を行うことができるチャンスです。特に新NISAの制度を利用した資産運用プランを打ち出すことで、顧客のニーズに応えることができます。

以上のように、このアンケート結果は法人経営者や財務担当者にとって非常に有用な情報を提供しています。この情報を活用することで、自社の資産運用戦略を見直し、顧客への提案力を強化し、より競争力のある企業として市場においての地位を確立することが期待されます。

【2025年3月度】投資家の運用実態に関するアンケートアドバイザーナビ株式会社(所在地:中央区日本橋、代表取締役:平 行秀、以下弊社)は2025年3月に行った投資家の運用実態に関する調査結果を公開しました。アドバイザーナビ株式会社2025年4月5日 13時10分3
調査会社:アドバイザーナビ株式会社調査方法:インターネットによるアンケート調査調査期間:2025年3月12日 〜 2025年3月14日調査母集団:492人アンケート回答者の詳細データ:末尾に記載
投資家の運用実態に関するアンケート調査
投資家の運用実態に関する3月度の調査結果は以下の通りとなった。
投資経験はどのくらいありますか?

「1年〜3年未満」が23.8%で最も多かったが、「3年〜5年未満」(23%)、「10年以上」(22.2%)などの回答が2割程度で並んだ。
どのような目的で投資をしていますか?(複数選択可)

「老後資金を貯めるため」が64.8%で最も多かったが、「手元のお金を増やすため」も64.6%と僅差でこれに続いた。また、「定期的な安定収入を得るため」との回答も25.6%あった。
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投資口座はいくつ持っていますか?

「1つ」が44.5%で最も多く、「2つ」が31.1%、「3つ」が11.6%で続いた。なお、「5つ以上」との回答も10.2%あった。
実際に取引に利用している口座はいくつですか?

66.5%の人が「1つ」の証券口座で取引しており、「2つ」との回答も全体の2割程度に留まった。
投資口座は何を重視して選びましたか?(複数選択可)

「取引手数料」が63.2%で圧倒的な票を集め、これに「商品ラインナップ」と「会社の信用力」(30.3%)が同率で続いた。その他、「口コミ・評判」「取引ツール・アプリの利便性」「普段利用している金融機関との親和性」なども挙げられた。

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出典 PR TIMES

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